一般社団法人日本森林医学会第3回学術総会のご案内
各位
一般社団法人日本森林医学会第3回学術総会下記要綱で開催されますことをご報告申し上げます。
(横浜国立大学との共催)
Notification of call for oral presentations
森林環境は、その静かな雰囲気、美しい景観、穏やかな気候、清浄な空気、特有な香りなどの要素で古くから人々に好まれています。森林浴は、1982年に林野庁の提唱によって日本で誕生し、長野県にある赤沢自然休養林が森林浴発祥の地とされました。
「森林浴」は、森林散策を通して森林の持つ癒し効果を人々の健康増進・疾病予防に活用しようという活動で、五感(視覚・嗅覚・聴覚・触覚・味覚)を刺激することでその効果を発揮します(人の健康)。また、森林浴を通して植林と森林保護の重要性を訴えます(森の健康)。そして、森林浴活動を通して地域の経済発展と森林環境保全に貢献します(地域の健康)。
森林浴の健康増進及び疾病予防効果を科学的に証明するため、日本では2004年から本格的な検証研究を開始しました。さらに森林浴の健康増進及び疾病予防効果の検証研究を推進するために2007年に日本衛生学会森林医学研究会が発足し(http://forest-medicine.com/)、2011年に国際自然・森林医学会 (INFOM)も発足しました(https://www.infom.org/)。それ以来、以下の森林浴効果が科学的に証明されました。
- 森林浴は抗癌免疫機能を増強するので、がんの予防効果が示唆される。
- 森林浴はストレスとストレスホルモンを低下させ、ストレス管理に活用できる。
- 森林浴は交感神経の活性を抑制し、副交感神経の活性を高揚することで、自律神経のバランスを整え、リラックス効果をもたらす。
- 森林浴は睡眠を改善する。
- 森林浴はうつ症状を改善し、血中セロトニン、オキシトシン濃度を上昇させるので、うつ病の予防効果が示唆される。
- 森林浴は血圧と心拍数を低下させ、高血圧症と心臓病の予防効果がある。
- 森林浴はリハビリテーション医学にも応用できる。
- 都市公園での森林浴も健康増進効果が認められる。
- 森林浴は血中アディポネクチン濃度を上昇させるので、高血圧症・糖尿病・心臓病・うつ病などの生活習慣病の予防効果が示唆される。
- 森林浴は有意に血中炎症マーカーCRP、IL-6、α1AT、フィブリノゲン濃度を低下させ、有意にSpO2を上昇させ、呼吸器症状を改善させ、呼吸器疾患の予防効果が示唆される。
- 森林浴はメンタルストレス低減と免疫機能増強を介してコロナ感染症の予防効果をもたらす。
- 森林の嗅覚成分、フィトンチッドは森林浴の健康増進効果において重要な役割を果たす。
さらに森林医学研究は、2009年度の財団法人博慈会の「優秀論文賞」を、2011年度の「日本医科大学賞」を、2021年度の「日本衛生学会」学会賞を受賞し、森林医学論文は2024年度の日本衛生学会英文誌(Environmental Health and Preventive Medicine: EHPM)の最優秀論文賞と最優秀総説賞をダブル受賞しました。森林医学は、新しい予防医学として確立されつつあります。
以上の背景を踏まえて、森林医学研究をさらに推進するために、日本衛生学会森林医学研究会世話人及び国際自然・森林医学会 (INFOM) の主要メンバーを中心に、一般社団法人日本森林医学会を設立することを決定し、2023年4月11日に一般社団法人として正式に承認され、2024年5月11日(土)~12日(日)に日本医科大学同窓会館で第1回日本森林医学会学術総会を開催し、第2回学術総会を2025年8月27日(水)~28日(木)に大阪富国生命ビル「いのちの森」にて開催しました。
第3回学術総会は、横浜国立大学との共催により、以下の開催概要で開催致します。
開催日時:2026年8月22日(土)~23日(日)
会 長:加藤郁夫(一般社団法人あしがら地域振興協会・代表理事)
共同会長:氏川恵次(横浜国立大学大学院国際社会科学研究院・教授、地域連携推進機構・地域実践教育研究センター長)
会 場:横浜国立大学教育文化ホール(〒240-8501 横浜市保土ケ谷区常盤台79番1号(https://www.ynu.ac.jp/society/lifelong/culture_hall/)
※詳細は以下のサイトとPDFファイルをご参照ください。
サイト:https://forest-medicine.jp/5462
ポスター:PDFファイル

