糸リフトは、顔のたるみを引き上げ、若々しい印象を取り戻すための美容施術として人気があります。

実際にフェイスラインがぼやけると、顔が大きくみえ、老けて見える原因になるとも言われています。

参照：スレッドリフトによるフェイスライン治療–第139回日本美容外科学会学術集会

糸リフトは、切らないフェイスリフトとも言われ、メスを使わないためダウンタイムが短く、自然な仕上がりを求める方にとって人気な施術です。

しかし、糸リフトは使用する糸の種類や、必要な本数によって料金が大きく異なるため、クリニック選びは慎重に行う必要があります。

本記事では、2024年最新版として、糸リフトの施術において特に評判の高い人気クリニックを、値段や相場、必要な本数に基づいて徹底比較します。

結論から言うと、糸リフトがおすすめのクリニックは、TAクリニック、湘南美容外科クリニック、品川美容外科です。

どのクリニックがどのくらいの費用で施術を行っているのか、そして各クリニックの特徴を詳しく紹介しているので、自分に合ったクリニックを見つけるための参考にしてください。

糸リフトの施術を受ける上での注意点や、クリニック選びのポイントについても解説していますので、これから施術を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

糸リフト（スレッドリフト）は、厚生労働省 美容医療の診療指針（令和 3 年度版）報告において、一時的に顔のしわ・たるみの改善が期待できるとされてる施術です。 一方で効果の持続期間は短期間で一時的ことを十分に理解する必要がある施術として推奨度は2とされています。

糸リフトを受けるクリニックの失敗しない選び方

糸リフトは、顔のたるみやしわを改善し、若々しい顔立ちを取り戻すための人気の施術ですが、クリニック選びによって結果が大きく変わる可能性があります。

適切なクリニックを選ぶことが、満足のいく仕上がりを得るための重要なポイントです。

以下では、糸リフトを受ける際に失敗しないクリニック選びの方法を解説します。

糸リフトを受けるクリニックの失敗しない選び方は4つです。

 

糸リフトの症例数が多いクリニックを選ぶ

まず、糸リフトを行うクリニックを選ぶ際には、症例数が多いかどうかを確認することが大切です。

症例数が多いクリニックは、豊富な経験を持っており、さまざまな顔のタイプや悩みに対応してきた実績があるため、施術の精度や安全性が高い傾向にあります。

糸リフトは、顔の立体感や筋肉の構造に応じて施術が必要となるため、経験豊富な医師による施術が重要です。

症例数が多いということは、これまでに多くの患者を施術してきた実績があるため、失敗のリスクが低く、安心して任せられます。

また、症例写真や実際の患者の声を確認することで、クリニックの技術力を判断する材料になります。

これらを基に信頼できるクリニックを選びましょう。

糸リフトのカウンセリングを丁寧に行ってくれるクリニックを選ぶ

次に、カウンセリングが丁寧なクリニックを選ぶことも重要です。

糸リフトは、患者一人ひとりの顔の形状やたるみ具合に応じたオーダーメイドの施術が求められます。

そのため、施術前のカウンセリングで、患者の希望や悩みをしっかりと聞き取り、それに基づいて適切な施術プランを提案してくれるクリニックが理想的です。

特に、カウンセリングでは、以下のことを聞くことが推奨されています。

カウンセリングが丁寧なクリニックでは、施術のプロセスやリスク、施術後のケアなどについても細かく説明してくれるため、安心して施術を受けられます。

また、患者の不安や疑問に対してもしっかりと対応し、納得してから施術を進める姿勢があるクリニックは、信頼性が高いと言えるでしょう。

糸リフトの副作用やリスクを正しく説明してくれるクリニックを選ぶ

糸リフトの施術には、副作用やリスクが伴うため、それらを正しく説明してくれるクリニックを選ぶことが非常に重要です。

糸リフトには、腫れや内出血、感染症のリスクがあり、まれに糸が露出してしまうケースもあります。

信頼できるクリニックでは、こうしたリスクについて事前にしっかり説明し、患者が納得してから施術を進めてくれます。

また、アフターケアについても細かく指導してくれるクリニックを選びましょう。

特に、どのような合併症があるか、術後に安定するまでにどのくらいの期間が必要かなどのリスクに関する質問はかなずしましょう。

参考：美容医療サービスを受けるに当たっての確認ポイント～ 美しくなるはずが、予想外の腫れ・痛みに ～ –消費者庁

溶けない糸リフトはおすすめしない！皮膚トラブルが続出で要注意

溶けない糸リフト（PP（ポリプロピレン）糸など）は、かつて人気がありましたが、現在ではあまりおすすめされていません。

理由は、皮膚トラブルや感染症のリスクが高く、長期的にトラブルが続くことがあるためです。

溶けない糸は体内に永久に残るため、術後に糸が浮き出たり、硬化したりする可能性があります。

そのため、最近では体内で自然に分解される糸が主流となっています。

施術を受ける前に、使用する糸の種類とそのリスクについて医師からしっかり説明を受けることが重要です。

取り扱っている糸の種類とメリット・デメリットを確認してクリニックを選ぶ

糸リフトで使用される糸には、PDO（ポリジオキサノン）、PCL（ポリカプロラクトン）、PLA/PLLA（ポリ乳酸）など、さまざまな種類があります。

それぞれの糸には特徴があり、メリットとデメリットがありますので、クリニック選びの際にどの糸を使用するか確認しておくことが大切です。

以下に、代表的な糸の種類を表で比較します。

参考：糸リフト（スレッドリフト） -TCB東京中央美容外科 、医療法人敬愛会グループ ザナチュラルビューティークリニック

写真引用：糸リフト（スレッドリフト） | 美容整形の【共立美容外科】

時間に余裕があれば複数クリニックでカウンセリングを受ける

糸リフトは顔の施術であるため、クリニックや医師との信頼関係が非常に重要です。

時間に余裕があれば、複数のクリニックでカウンセリングを受けて比較することをおすすめします。

カウンセリングを通じて、医師の対応や説明の丁寧さを確認し、リスクについて十分に理解した上で施術を受けることが重要です。

また、料金や使用する糸の種類、アフターケアの内容についても確認し、自分に最適なクリニックを選びましょう。

糸リフトがおすすめな人気クリニック10選！徹底比較【2024年最新版】

糸リフトは、顔のたるみやしわを改善し、フェイスラインを引き締める効果があるため、特に人気の美容施術です。

今回は、2024年版のおすすめクリニックを徹底比較し、それぞれのクリニックの特徴や糸リフトの施術に関するポイントを紹介します。

糸リフトがおすすめのクリニックは次の10クリニックです。

 

TAクリニック

TAクリニックは、最新の美容技術を取り入れた施術が評判のクリニックです。

糸リフトに関しては、効果的かつ自然な仕上がりが得られることが特徴で、特に顔全体のバランスを重視した施術を提供しています。

TAクリニックでは、最新の糸リフト技術を活用し、施術後の腫れや痛みを最小限に抑えることに注力しています。

PCLやPLAなどの長期間持続する糸を使用し、効果を長く維持できる施術を行っているため、満足度が高いです。

TAクリニックのメニュー詳細

湘南美容外科クリニック

湘南美容外科クリニックは、日本全国に展開する大手の美容クリニックで、豊富な施術経験と症例数を誇ります。

糸リフトにおいては、リーズナブルな価格でありながら、効果的な施術が受けられることが魅力です。

特に、PDO糸を使用した施術が多く、フェイスラインのリフトアップや、肌の引き締めを目指したい方に向いています。

全国的にクリニックがあるため、通いやすいのもポイントです。

湘南美容外科クリニックのメニュー詳細

湘南美容外科クリニックの詳細

定休日	不定休
エリア	全国・海外134院
営業時間	10:00~19:00（院によって異なる）
割引情報	会員割引/アプリ割/モニター割/リピーター割/LINEクーポン
支払い方法	現金/クレジットカード/デビットカード/医療ローン
予約方法	WEB/電話/メール

品川美容外科

品川美容外科は、手頃な価格と高い技術力で評判のクリニックです。

体内で溶ける糸を採用しており、安全面にも配慮されています。

自然な仕上がりで定評のある品川クリニックの糸リフトは、経験豊富な医師による施術が行われるため、初めて糸リフトを受ける方でも安心して施術を受けられます。

また、アフターケアも充実しており、長期間のサポートが得られるのも特徴です。

品川美容外科のメニュー詳細

共立美容外科

共立美容外科は、痛みやダウンタイムを最小限に抑えた施術が得意なクリニックとして知られています。

糸リフトにおいても、リフトアップ効果を最大限に引き出す施術を提供しており、特にPCLやPLAの糸を使った長期間効果が持続する施術が人気です。

共立クリニックは、丁寧なカウンセリングを通じて、患者一人ひとりの悩みに合わせたプランを提案し、最適な施術を提供することに定評があります。

また、クリニックが全国に展開しているため、アクセスも便利です。

共立美容外科のメニュー詳細

スワンクリニック銀座

スワンクリニック銀座は、特にナチュラルな仕上がりを重視した美容クリニックで、糸リフトの施術にも定評があります。

糸リフトでは、患者の顔のバランスに合わせたオーダーメイドの施術を行い、自然で目立たない仕上がりを実現します。

また、他院とは異なり、初回治療は顔悩みのトータルケアがプラン内容となっており、糸リフトのみのプランはありません。

輪郭や頬、下半顔の糸リフトは糸入れ放題となっており、ボトックスやヒアルロン酸がセットのプランとなっており、

個人に合わせた理想を叶える施術を受けることができます。

使用する糸は、PDOをはじめとする体内で自然に溶ける糸のみで、施術後のダウンタイムも少ないのが特徴です。

スワンクリニック銀座のメニュー詳細

*糸リフトの内容は本数や種類に制限なく、カウンセリングの上でお客様にとって最適と思われる内容で施術します。

*ボトックスとヒアルロン酸の適応がない場合、セットから省くことも可能ですが価格は変わりません。

*セットに含まれる薬剤は韓国製となります。

アラジン美容クリニック

アラジン美容クリニックは、糸リフトの仕上がりがSNSでも高評価な医師が在籍する美容クリニックです。

糸リフトに関しても、韓国と日本にて共同開発された最新の糸や、アメリカ食品医薬品局（FAD）が認可している安全な糸などこだわりのある種類が揃っています。

素材も、PDOやPCLなどの糸を使用しており安心です。

価格はやや高価ですが、仕上がりは人気の高い丸みのあるリフトから、Vラインが際立つリフトなどデザイン性の高いリフトが特徴です。

患者一人ひとりに合わせたカウンセリングを丁寧に行い、満足度の高い施術を提供しています。

アラジン美容クリニックの詳細

TCB東京美容外科クリニック

TBC東京美容外科クリニックは、全国に展開する大手美容クリニックで、経験豊富な医師による施術が魅力です。

糸リフトにおいても、精密な技術でリフトアップ効果を高め、しっかりとした引き上げによるすっきりしたフェイスラインを作り出すことが得意です。

施術後のフォローアップや、アフターケアが充実している点も、患者にとって安心できる要素です。

また、使用する糸の種類が豊富で、予算や希望する効果に応じて選択肢が広がるのも特徴です。

TBC東京美容外科クリニックの詳細

カウニスクリニック表参道

カウニスクリニック表参道は、特に自然なリフトアップ効果を重視した糸リフトの施術が特徴です。

PDOやPCLなど、肌の引き締め効果のある糸を使用し、患者の顔のバランスや希望に合わせてオーダーメイドの施術を提供します。

クリニックの医師は、フェイスラインの形成において非常に経験豊富であり、ダウンタイムを最小限に抑えながら効果的な施術を実現しています。

痛みの少ない施術を提供するため、麻酔も充実しており、初めての方でも安心して施術を受けることができます。

カウニスクリニック表参道の詳細

銀座高須クリニック

銀座高須クリニックは、長年の美容施術の実績と信頼を持つクリニックで、糸リフトの施術においても評判です。

高須クリニックでは、最新技術を取り入れた糸リフトを行い、特に顔全体の引き締め効果を高める施術が人気です。

患者の顔の構造に合わせて糸を挿入することで、フェイスラインを整え、自然な若返り効果を実現しています。

アフターケアも充実しており、術後のフォローアップも万全です。

銀座高須クリニックの詳細

カンナム美容外科

カンナム美容外科は、韓国の美容外科技術を取り入れた施術で人気のクリニックです。

糸リフトに関しては、韓国の最新技術を導入しており、リフトアップ効果の持続性と自然な仕上がりを追求しています。

PDOやPLAなどの糸を使用し、患者の肌の状態に応じて最適な施術プランを提供。

カンナム美容外科では、リスクを最小限に抑えた施術を行い、短期間で効果を実感できることが評価されています。

カンナム美容外科の詳細

糸リフトを受けた後にしてはいけないこと

糸リフトの施術後は、効果を最大限に保ち、術後の回復をスムーズに進めるために、いくつかの注意点を守ることが大切です。

以下では、糸リフト後に避けるべき行動について解説します。

糸リフトを受けた後にしてはいけないことは次の2つです。

 

顔に圧力をかけない

糸リフト後は、顔に過度な圧力をかける行動を避けることが重要です。

具体的には、マッサージやフェイシャルケア、うつ伏せで寝ることは控えるようにしましょう。

糸が肌に固定されるまでには数日から1週間程度かかるため、この期間に強い圧力をかけると糸がズレたり、施術効果が減少する可能性があります。

また、過度な摩擦や触れる行為も避け、できるだけ顔への刺激を抑えることが必要です。

体温が上がる行動はしない

施術後は、体温が上昇する行動も控えることが推奨されます。

特に入浴、サウナ、激しい運動は、血行が促進され、術後の腫れや内出血を悪化させるリスクがあるため、避けるべきです。

シャワーは可能ですが、熱いお湯ではなくぬるま湯で短時間にとどめるようにしましょう。

また、施術後1〜2週間は、体を激しく動かす運動や過剰に汗をかく活動を控え、顔に負担をかけないよう心がけることが大切です。

糸リフトはやめた方がいい？他の施術を解説

糸リフトは、顔のたるみやしわの改善に効果的な施術ですが、必ずしも全ての人に適しているわけではありません。

個々の悩みや期待する結果によっては、他の施術を選択した方がよい場合もあります。

ここでは、糸リフトの代替となる2つの代表的な施術について解説します。

 

医療ハイフ

医療ハイフ（HIFU：高密度焦点式超音波）は、非侵襲的なリフトアップ治療で、超音波を使って皮膚の奥深くまで熱を届け、たるみを改善します。

糸リフトが物理的にリフトアップを行うのに対して、医療ハイフは皮膚内部でのコラーゲン生成を促進し、自然にリフトアップ効果をもたらします。

ダウンタイムがほとんどなく、痛みも比較的少ないため、顔全体のたるみを軽く改善したい人や、定期的にメンテナンスしたい方に適しています。

ただし、糸リフトほどの即効性は期待できず、数か月にわたって徐々に効果が現れる点がデメリットです。

効果の持続も6か月から1年ほどとされています。

切開リフト

切開リフトは、フェイスリフトの中でも最も効果が高いとされる施術で、耳の周りを切開して余分な皮膚を除去し、顔全体を引き上げます。

糸リフトやハイフに比べ、効果が長期的であり、深いしわや重度のたるみに悩んでいる方に特に適しています。

リフトアップ効果は10年以上持続することもあり、最も確実にリフトアップできる施術です。

しかし、切開手術は外科的手術であるため、ダウンタイムが長いことや、傷跡が残る可能性がある点がデメリットです。

また、手術のリスクも伴いますので、カウンセリングやクリニック選びは慎重に行う必要があります。

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸注射は、糸リフトやその他のリフトアップ手術とは異なり、即効性のある施術で、しわやたるみを改善するために広く使用されています。

ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分で、肌に自然なふっくら感を与え、保湿効果もあります。

注射によって、失われたボリュームを補い、しわを目立たなくすることができます。

特に、ほうれい線や目元、口元など、顔の特定の部位に対して使用され、顔全体のリフトアップ効果を高めることが可能です。

この施術のメリットは、施術後すぐに効果を実感できることと、ダウンタイムがほとんどないため、忙しい人にも適しています。

しかし、ヒアルロン酸は体内で分解されるため、持続期間は約6か月から1年とされ、定期的なメンテナンスが必要です。

過度に注入すると、顔が不自然に膨らんだり、凹凸ができてしまう可能性があるため、経験豊富な医師に施術を依頼することが大切です。

糸リフトに関するよくある質問

 

一番長持ちする糸リフトはどれですか？

最も長持ちする糸リフトは、PCL（ポリカプロラクトン）やPLA/PLLA（ポリ乳酸）といった糸を使用したリフトです。

これらの糸は、体内でゆっくりと分解され、コラーゲン生成を促進するため、2年程度の持続効果が期待できます。

PDO（ポリジオキサノン）の糸は、持続期間が6か月から1年程度と短めですが、価格が比較的安価なため、短期的な効果を求める方には適しています。

一番効果のあるリフトアップは？

最も効果が高いリフトアップ施術は、切開リフトです。

糸リフトや非侵襲的な施術よりも深く皮膚を引き上げるため、深いしわやたるみを改善するのに最適です。

効果は10年以上持続する場合もあります。

ただし、ダウンタイムが長く、外科的手術であるため、慎重なカウンセリングとリスクの理解が必要です。

糸リフトがダメな理由は何ですか？

糸リフトが適さない理由として、一時的な効果であることや、持続期間が短い（6か月から2年程度）点が挙げられます。

また、施術を受ける人の皮膚の状態によっては、たるみが大きく改善されないケースもあります。

過度に施術を行うと、糸の配置が不自然になることや、皮膚に凹凸が発生することもあり、そうした副作用を考慮して、他のリフトアップ施術を選択する方もいます。

糸リフトを6本入れた場合、どのような効果があるのでしょうか？

糸リフトに使用する本数は、施術の範囲や顔のたるみ具合によって異なります。

6本の糸を入れる場合、顔の軽いリフトアップ効果や、ほうれい線などの軽度なたるみの改善が期待できます。

効果は糸の種類や挿入する場所によって異なり、顔の一部だけを引き上げる場合や、フェイスラインを整える目的で使用されることが多いです。